オブジェクト指向の機能を持つスクリプト言語として、最近注目されているLua, Pythonなどを紹介する。また、大学のプログラミング言語の技術のない学生に対して、スクリプト言語に対して教育した結果について報告する。Cから継承されてきた、JavaやJavaScriptなどの記法から脱却したテキストベースでのプログラミングの手法について再考する。特にWebサーバのアプリケーション用ではない形でのスクリプト言語は、HyperTalkやAppleScriptなどのMacintoshベースでの汎用のスクリプト言語の実績に基づいている。これら言語を基本にして、更にGUIや2D/3Dグラフィックスのライブラリを含めた形で、プログラミングの初等教育をどう構成していくのかについて様々なライブラリを紹介しながら、考察していく。