Effect of Rainfall Patttern Change on Nitrate Leaching form Agricultural Land
地下水汚染物質としてわが国で最も検出件数の多い硝酸態窒素の地中での動きに降水パターンが与える影響を明らかにすることを目的とした室内実験をおこなった。硝酸態窒素は豪雨時にのみ地下水面へ大量に溶脱し、中程度の降水でおおきな広がりが認められた。気候変動に伴い、豪雨頻度が増加すると、硝酸態窒素のより多い溶脱および大きな分散がしょうじることが示唆された。
千葉商科大学紀要
第44巻3号