「近代英語における,命令法で「待て」を表す動詞群の用法と通時的競合」
近代英語期に、命令法で主に指示的に「待て」を表した動詞StayとHoldには一種の役割分担があったことを、実例の吟味を通して指摘した。また、「待て」を表すこれらの動詞が後にStopとWaitに取って代わられる様子を、これら4つの動詞に共通してみられる用法別に調査することで、4動詞の交替の様子がより明らかになることを示した。
『千葉商大紀要』
第54巻2号19~56