自然環境論:臨海沖積低地における土地条件と農業生産
霞ヶ浦土浦入り沿岸の沖積低地における低湿地では、日本一の蓮根産地が形成されている。本稿ではこの低湿地を人間がどのように開発、土地改良を行い水稲や、高収益作物である蓮根を導入し、農業収益を上げる地域を形成してきているのかを、地理学の中心的課題である自然と人間とのかかわりを追求する視点から分析、考察を行っている。
東京書籍,澤田清編著「地理学と社会」所収