霞ヶ浦北浦岸における沖積低地の形成と土地利用
日本大学地理学会
霞ヶ浦・北浦岸の沖積平野の地形発達史について自然科学方面からの分析によって考察を行う一方で、地理学の中心的課題である、自然と人間とのかかわりを究明するべく、土地の開発と農業的土地利用について考察を行った。中でも特に強調したのが、沖積高位面上の、縄文海進最高海水準期に形成された海岸平野上に、古代期から条里制水田の遺構が存在し、当時の安定した農地の範囲を明らかにした。単独発表。