企業環境はグローバル化や情報化の急速な進展によって激変している。こうした環境に適応した人材は、環境変化に戦略的に対応できる人材である。ところが年功制を基礎とした日本企業の人事制度は業務遂行への動機付けが中心であり、業務を変換して企業業績に貢献するようなチャレンジ型の人材が育つようになっていない。 今後は、年功的な人事制度への甘えを捨て、業務の水準と達成度に応じて業績を短期間に評価する人事制度に変えていかざるをえず、そうした新たな人事制度のもとでの動機付けが大きな課題となっていくことを指摘したもの。