生協における仕事のありかた研究報告書

非営利組織である消費生活協同組合で働く職員は、企業所の従業員とは異なる、協同の促進者という機能があるはずである。しかし、現実の労働は一般企業の、とりわけ流通業の業務と共通するところが大きい。問題は、協同の理念と日常業務の効率性をどのように両立させていくかにある。  本書ではそうした問題意識から、中堅スーパーを営む好業績の民間企業と店舗中心のみやぎ生協、共同購入中心のちばコープを比較研究し、生協労働の働きがいを分析したものである。本書「Ⅲ．ちばコープ」を担当し、ちばコープが掲げる地域を基盤とした生活創造への参画という理念の職員への浸透と、それが仕事の達成感や満足感に大きく影響していることを分析した。共著者　兵藤，木本喜美子，小林裕，辰馬信男，西村一郎，麻生幸

生協総合研究所