流動資産は、経常的な営業過程で現金化される資産と、現金化に役立つという目的で取得した資産である。流動資産は、原価、取替時価または実現価額のいずれか最も低い価額で評価される。繰延資産と前払費用は、次期以降の会計期間に費用として賦課される未決算の金額である。しかし、前払費用は、短期性のものであり、役務を未だ受け取っていないが、近い将来に受け取るべき性質のものである。これに対して、繰延資産は、長期性のもので、役務は既に受け取ったが、その役務からの利益が将来発生すると思われるものである。(pp.47-55) (共著者:新井益太郎、佐藤正雄)(共同研究につき本人担当部分抽出不可能。)