現代企業における実際原価とコストマネジメント
原価計算によって、正確な製造原価を求めることができると、次の段階でのコストの利用が期待される。これがコスト削減へのコストマネジメントへの利用である。ここで取り上げた会社の事例は、各会社がそれぞれの局面でコスト削減を達成するための方策を検討して得られた結果であり、それぞれの成果であるといえる。各会社にとってそれぞれの実際原価は多様である。この多様性のあるコストを削減するために、各会社は独自のコストマネジメントを創造していくことになる。
『CUC〔View&Vision〕』No.35(千葉商科大学経済研究所)