チャールズ・バベッジの『機械および諸工場の経済について』は、その第1部では、生産技術からみた経営管理の研究の研究について示したものである。第8章は、「作業を記録すること」を内容とするものであり、反復作業を記録するために、機械や工具の力に依存することの有利性について述べている。また、第9章は、「材料の経済性」に関する内容であり、これは材料歩留まりについての問題である。続く第10章は、「同種作業における同一性と異種作業における正確性」を内容とするものであり、これは印刷作業についての研究であった。(pp.19-29)