会計においては、資産または利益の過大表示は大きな誤りであるとされるが、その逆に過少表示に対しては異論が少なくむしろ美徳である、といった保守主義の思想がある。また、財務諸表が明瞭性と包括性をもつためには、勘定分類をすること、勘定の配列を整理すること、分類された勘定に包括的な名称を付すこと、金額については内訳と合計を利用することなどの方法が採用されるべきである。会計において期間利益の決定は、重要な課題であり、損益計算書をもってその決定と公開がなされる。(pp.38-47)(共著者:新井益太郎、佐藤正雄)(共同研究につき本人担当部分抽出不可能。)