原価管理にはその方法が必要とされる。チャールズ・バベッジの場合は、工場への機械の導入と工場内に分業制度を確立することが、原価を引き下げる2つの方法であるとしている。それは彼によれば、これらによって生産条件が改善されることが製造原価を引き下げ、その結果、競争相手よりも安い製品を販売でき、工場経営を有利に展開できると考えていたからである。(pp.307-314)(編者:塩原一郎、分担執筆:伊崎義憲、檜田信男、長谷川茂、上野清貴、三木正幸、戸田秀雄、川村義則、加古宣士、村瀬儀祐、辻山栄子、広瀬義州、山本繁、高橋治彦、篠原繁、石川雅之、平賀正剛、高田正淳、八田進二、高田敏文、佐藤敏昭、山崎秀彦、町田祥弘、土屋和之、小俣光文、井上普就、久持英司、任章、内田昌利、佐藤正雄、松田修一、伊藤俊雄、斉藤奏、大江晋也、塩原一郎、辻正雄)