倒産企業の会計政策と財政状態
多くの企業は、決算を見据えて会計政策を施している。また、その会計政策は、経営者の経営政策を反映している。過度の経営政策の反映は、真実の報告を歪めることとなる。そのため、財務諸表の真実性と会計政策との関係は、財務諸表の真実性に重大な影響を及ぼす要因である。倒産企業には、その一線を上下するような政策を財務数字から読みとりやすいということから、これをもとに財務諸表の真実と会計政策の在り方について考察している。(pp.29-76)
『国府台経済研究』第13巻第1号(千葉商科大学)