負債は、名目金額または額面金額で表示されるので、負債の貸借対照表への計上額については問題はない。しかし、不確定あるいは偶発的な性質をもつ負債にあっては、その金額を見積もることもありうる。正常な営業過程において発生した得意先よりの前受額は、厳密には負債と利益との混合物である。引当金は、資産から控除すべき評価性引当金、未払費用の性質をもつ引当金、剰余金の処分による引当金、混合的な性質をもつ引当金に分類される。また、貸借対照表には、授権資本金額および発行済資本金額が表示される。 (pp.112-119) (共著者:新井益太郎、佐藤正雄)(共同研究につき本人担当部分抽出不可能。)