製造間接費は、一定単位の製品に直接的に賦課できない原価であり、間接材料費、間接労務費および間接経費とから成る。製造間接費を集計する勘定を製造間接費勘定といい、それぞれの実際発生額を借方に、また仕掛品勘定への配賦額を貸方に記入する。また、製造業が決算時に作成する精算表には、期中に原価計算を実施している場合、決算時に原価計算を行う場合、さらに原価計算を実施していない場合では、製造欄の記入が異なる。すなわち、原価計算を継続的に実施しているか否かにより、精算表の記入が異なる。 (pp.39-53,pp.139-162) 第3章:製造間接費の計算と記帳第10章:決算 担当(共著者:小川冽、佐藤紘光、山田康平、渋谷武夫、桜井通晴、佐藤正雄)