会計における継承と変革との問題点について理論展開している。会計制度、会計監査、管理会計、税務会計の視点から考察している。現代会計の捉え方の問題であり、この問題意識から、会計を時代的に把握した時に継承されるべきものと、改革の中で存在しなければならない要素について検討したものである。新しい会計理論が以前のどのような基盤の上に成立し、何を継承してきたのか、それを明らかにすることが次の改革の一歩であると考える。(pp.307-314)(編者:塩原一郎、分担執筆:伊崎義憲、檜田信夫、長谷川茂、上野清貴、三木正幸、戸田秀雄、川村義則、加古宣士、村瀬儀祐、辻山栄子、広瀬義州、山本繁、高橋治彦、篠原繁、石川雅之、平賀正綱、高田正淳、八田進二、高田敏文、佐藤敏昭、山崎秀彦、町田祥弘、土屋和之、小俣光文、井上普就、久持英司、任章、内田昌利、佐藤正雄、松田修一、伊藤俊雄、斉藤奏、大江晋也、塩原一郎、辻正雄)