『現代原価会計論』
製造業における簿記と原価計算を体系化して原価会計論として解説および理論を展開している。各種の原価計算表の作成および帳簿の記入についても示している。原価計算は、製造業の企業会計であり、そのため複式簿記の原理には変わりはない。しかし、勘定科目や各種帳簿や計算表に特徴がある。わが国では、工業簿記と原価計算を分離して論じる場合が多いが、製造業の会計とすれば一体化していなければ企業会計とはいえない。そこでこれを原価会計として体系化する必要がある。(p.316)
多賀出版