決算にあたっては、総勘定元帳を締め切らなければならない。帳簿残高と実際残高とが一致している場合には、何の手続を経ることもなく締め切ることができる。しかし、これらが一致していない場合には、決算整理が必要となる。また、企業の規模が大きくなり、取引量も増加すると、取引の記録が複雑になり、業務を分担することが必要となる。これに呼応して、帳簿記入も分担することになり、各種の帳簿や伝票が利用せれる。さらに、取引を迅速にしかも正確に処理するために、コンピュータによる記帳も行われるようになる。(pp.138-188)第4編:決算第5編:帳簿と伝票 担当(共著者:小泉明、野田秀三、成道秀雄、長浜昭夫、清村英之、佐藤正雄)