字幕(音声の文字起こし)は映像内容を理解させるために、映画やテレビ番組等、教育やエンターテインメントの文脈で多く利用されてきたが、現在では、テレビCMや動画広告でもよく見かけるようになっている。本研究では、一般消費者(健聴者)が広告上の字幕に対する態度やイメージをデプス・インタビュー調査によって明らかにした。本調査の結果によると、広告上の字幕が一般消費者に与える影響はポジティブな場合もネガティブな場合もあることが考えられる。物語性が高いCMのように字幕の付与要望が高い場合であれば、字幕は注目の向上、内容理解の促進、記憶の増強に効果を期待できるが、ビジュアルを重視したCMや視覚的要素を多く含むCMの場合、ネガティブな効果をもたらす可能性があることが明らかになった。