Academic Theses

Basic information

Name EGUSA Ryouhei
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Title

​​​​視線計測装置を用いた吹き出し型字幕提示法の視線移動量低減効果に関する有効性の評価(査読付き)

Bibliography Type

Joint Author

Summary

聴覚障害者を対象に字幕提示位置による視線移動量の変化を調査.
本稿では,演劇鑑賞場面における字幕利用において,吹き出し型字幕が発話に関する情報提供時に字幕利用者の視覚的負荷を軽減する効果について検討を行うことを目的とする.同一のコンテンツに対し吹き出し型字幕,表示位置が固定された上部字幕の付与された2種類の映像を用い,字幕提示方法による情報提供の性質的な違いについて視線移動量の観点から比較・分析を行った.大学生17名を参加者とする評価実験を行い,アイトラッカーを用いて参加者の視線移動に関するデータを収集,分析を行った結果,吹き出し型字幕と上部字幕には垂直方向に関する視線移動距離,視線の総移動距離に差がみられ,いずれも上部字幕における視線移動が増大する傾向にあったことが示された.また,映像視聴総時間における固視の時間割合及び固視点の分析結果から,吹き出し型字幕による情報提供においてが持続的かつ安定的な固視が見られることが明らかになった.

Magazine(name)

ヒューマンインタフェース学会

Volume

第21巻, 第4号, 381-390

Date of Issue

2019/11