「日本におけるブランドと国民性の関係-Hofstead-による文化的影響から-(査読付き)」
日本人のブランドに対する消費行動は欧米に比して、異常なまでの熱狂ぶりであり、この点はブランドの国民性の関係を文化を通してあまり考察されていない。よって、日本人のブランド熱狂を文化的に考察すると、この現象の背景に文化に潜在している宗教性が関与しているといえる。そして、この現象は社会への不安や価値基準として高級ブランド品を保有し、皆同じであることを明確にするための願い・手段だといえる。
明治大学大学院『商学研究論集』