サービスには、モノ製品と異なる性格がある。多くの論者の共通点は、企業と顧客が共に商品を生産することおよびそれによる不安定さ、そして、無形であることの伝達の難しさである。さらにモノと一体化して提供されることが多く、それ自体の把握や認識しづらさもある。さらにモノ製品では関係性マーケティングの考え方が主流となっている中で、サービスはもともとサービス提供者(企業)と顧客との関係や協働によって価値が生じるものである。両者の違いを捉え、サービスの生産およびその価値を論じている。
担当(11-20頁)
編著:日野隆生
共著者:河田賢一、越川靖子、島浩二、日野隆生、松井温文、奥澤英亮、今光俊介、菊森智絵