誠実な市民を育むソーシャル・キャピタル―民主主義の条件としての役割
ソーシャル・キャピタルワークショップ「ソーシャル・キャピタル研究における異分野間の学際的知見の共有」(日本大学法学部:稲葉陽二教授主催)。
年金不正受給、公的資金の不正使用は、民主主義国家における代議制の信用性を損なうものである。本研究は、市民レベルを対象に、「不正許容度」と「ソーシャル・キャピタル」の関係を研究したものである。筆者の推計によれば、自分の周りに友人がおり、信頼に厚く近所づきあいが活発な人であるほど、不正に対して認めない「誠実な市民」である傾向にあることを実証している。
公共政策論