第2章「コミュニティ特性の構造要因を探る」を担当(分担執筆)。本研究は、一見すると、東京全体のソーシャル・キャピタルは一様に考えられるが、実は23区の中でも、下町地域(足立区・葛飾区・江戸川区)、山の手地域(杉並区、世田谷区、練馬区)、都心部(千代田区、中央区、港区)の構造は大きく異なり、醸成されるソーシャル・キャピタルの質にも大きく違うことを明らかに市、その原因を犯罪学と都市社会学の知見を応用させて解明した論文。ソーシャル・キャピタルが地域に偏在するメカニズムを明確にさせた点に大きな付加価値がある