「ヒロシマ8月6日のビジュアル・エスノグラフィ――相互行為としての祈り」
本論文では、ビジュアル・エスノグラフィの方法を調査フィールドにおける撮影の営みにだけではなく、学術的な検証と考察に適用していくことを課題として、8月6日の平和記念公園で局域的に構築される舞台において、人びとの祈りの相互行為がいかに展開されているのかを、調査で得られた映像にもとづいて具体的に分析し、考察した。
松尾浩一郎編『復興と文化の創造――被爆都市広島のビジュアル・エスノグラフィ』2015-2016年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)研究成果報告書,
pp.137-160.