第1章「メガバンク成立後の企業・銀行間関係」(63-96頁)"1990年代後半の銀行危機以降の企業・銀行間関係の変化を包括的に解明し、かつて日本の企業統治において中心的な役割を演じていたメインバク・システムの現状とその企業統治における役割について分析した。
蟻川靖浩、宮島英昭、小川亮"
第2章「海外機関投資家の企業統治における役割とその帰結」(97-131頁)企業・銀行間関係が後退する一方で、急速に増加した機関投資家による株式保有について基本的な事実を整理した上で、機関投資家の銘柄選択行動と企業行動・業績に与える影響について分析した。
宮島英昭、保田隆明、小川亮
第9章「企業統治制度の変容と経営者の交代」(305-334頁)どのような企業統治制度が企業価値の最大化や企業の持続的な成長に寄与するのかという観点から、企業統治制度の変化と企業業績が悪化した際の経営者交代との関連性について分析した。
齋藤卓爾、宮島英昭、小川亮