Academic Theses

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Name GILDART Samuel
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Title

The U.S.-Japan Alliance: From Pillar of Regional Stability to Hindrance to East Asian Integration

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Sole Author

Summary

米軍がアジア諸国に対して関わり合うことは、欧州連合や北米のように共同体の設立に向けて北東アジアが統合したり、変形したりすることへの障害となりえる。確かに、アメリカが北東アジアの安定をもたらしていることは事実である。アメリカの軍隊の存在によって与えられた強い抑制力は、アジア地域を安定させているからである。アジア諸国間に存在する不信感のため、当該地域における米軍の存在は必要であると考えられる。しかし、米国の大きな軍事力の存在は、アジア共同体が出現することへの障害となっているとも言える。例えば、日米安保条約を持ち出すことで日本は、かつてアジア大陸に侵略をしたという問題を扱うことを避けている。しかし歴史を認識しないまま、日本はアジアの近隣国と強い連携関係を築くことは出来ない。さらに、日米安全保障条約の新ガイドラインにより、日本の軍事的役割が増大したことに対し、近隣国の警戒感は増すばかりである。従って、西太平洋の安全保障システムは、その関係国によって再考されなければならない。

Magazine(name)

「Jissen English Communication」

Volume

第44号

Date of Issue

2014/03