「金融商品に係る減損の認識・表示・戻入れ―IASBおよびFASBの会計基準・提案に焦点を当てて―」
本論文では、FASBおよびIASB金融商品に係る減損の会計基準および提案を整理し、そこでの変化から金融商品に係る減損自体が不明確なものとなってしまっているという問題点を指摘している。そのため、金融商品の回収可能性に基づき異なる会計処理方法を適用することにより、金融商品に係る減損を明確にするべきであるとの方向性を示している。
『国際会計研究学会年報』 国際会計学会
2015年度 第1号41~55