「成熟期以降の企業におけるインタラクティブ・コントロールと組織文化:組織ライフサイクルの視点から」
本稿の目的は,組織ライフサイクル,インタラクティブ・コントロール,組織文化の関係解明である。文献レビューから,衰退期に関する研究が進んでいないこと,組織ライフサイクルと組織文化の関係については直接測定がなされていないことなどを明らかにした。また調査会社を通じたWebサーベイから,再生期と衰退期の企業では成熟期企業よりインタラクティブ・コントロール利用度が高く,再生期の企業では家族文化の特性が高いという結果を得た。
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士論文