「日本企業におけるEVAの機能と課題:旭硝子株式会社のケースを中心に」
本稿は,日本企業で導入目的に対しEVA(Economic Value Added)がどのように機能してきたか,EVAの課題に企業がどのように対応し得るか,分析したものである。文献調査に加え,EVAを継続利用する旭硝子株式会社への調査を行った結果,EVAは導入された日本企業の4割程度において現在まで利用されているとみられること,主に管理会計の一端として機能していること,課題に対応する様々な取り組みが行われていることを明らかにした。
『原価計算研究』
第41巻第2号48~59