「都道府県別の貧困率、ワーキングプア率、子どもの貧困率、捕捉率の検討」
私は、2013年に公表した論文「近年における都道府県別貧困率の推移について―ワーキングプアを中心に」において、初めて都道府県別のワーキングプア率を明らかにするとともに、2000年代以降の都道府県別貧困率を初めて明らかにした。本論文は、2013年論文の続編である。2013年論文は2007年までの分析であったが、本論文では2012年の都道府県別の貧困率、ワーキングプア率、捕捉率を算出・分析している。加えて、本論文の大きな特徴は、初めて都道府県別の子どもの貧困率を明らかにしたことである。
『山形大学人文学部研究年報』
13号33~53