学会報告 伍賀一道『「非正規大国」日本の雇用と労働』の書評報告
社会政策学会第131回大会の書評分科会:西南学院大学
2000年代に入り「格差社会」や「ワーキングプア」等が大きな社会問題になり、今日に至っている。この間、非正規労働(中でも偽装請負や派遣労働)の在り方について、第一線で批判的論考を発表し続けてきたのが伍賀氏であり、それらの成果を一冊の単著にまとめたものが本書である。本報告では伍賀氏の著作について内容を紹介し、意義を3点、気になった点を2点述べた。