「環境配慮型業績評価手法の類型と展開」
2004年度日本社会関連会計学会西日本部会(於:岡山大学)
本報告では、手法のインセンティブ機能を高める3つの手段(適度な評価基準値、競争を促進するスキーム、人事・報酬システムとの連携)の充足性について分析した。適度な評価基準値の設定に関しては、シャープ以外は、概してやや高めか適度に設定していた。キヤノンは部門間における競争を促進するスキームを構築していた。またキヤノン以外の企業は、環境配慮型業績評価手法を人事・報酬システムに連動させていることが分かった。