銀行破綻と金融セーフティーネットの役割
春井久志・大塚茂晃、金融(銀行業)のセーフティーネットは預金保険制度と中央銀行と2つ存在する。銀行が破綻した際の影響を考察に入れた上で、新たな金融機関の破綻処理のあり方について理論的な考察を行い、預金保険制度による最後の貸し手への保証を提案した。また、Bagehotルールの厳密な運用の是非の検討を行った。(pp.45-71.)
『経済学論究』(関西学院大学)第58巻第4号