預金保険制度の目的と付保預金限度額
春井久志・大塚茂晃、本稿の特徴は、預金保険制度を2つの制度に別けたことにある。つまり、「消費者保護としての預金保険」を目的とする制度と「金融システム安定」を目的とする制度である。さらに、経済規模によって、付保預金限度額は異なるであろう。これらを推計し、適切な付保預金限度額を求めた。共同保険の導入も提案することができた。(pp.77-100.)
『経済学論究』(関西学院大学)第57巻第3号