金融システム安定のためのコスト
MME (COE Program)(神戸大学)討論者:栗原裕氏(愛知学院大学)
普通預金のペイオフが解禁され、金融システムの安定化を達成することができた。しかし、そのためには多くのコストをかけた。不良債権処理や銀行の国有化などの施策を預金保険機構が中心となって、行ってきた。本報告では、それらの費用を財務諸表から計算し、すでに14兆円を超える費用がかかっていることを示した。