「産業革命期イングランドにおける職業教育の制度的変容-手織工世帯を事例とした一考察-」
本論文では、イングランド伝統的な産業の担い手である「手織工」に対する職業教育(技能教育)の変容についての分析を行った。産業革命期以前より行われてきた徒弟制が、産業革命期を通じてその時代に応じた形に変化することで、技能教育が幅広く伝承されていった様子を明らかにしている。
『大阪大学経済学』 大阪大学経済学会 第60巻第2号(通巻191号)55頁-65頁