新興メディアであるニュースサイトを担っているのは、専門家の副業・兼業や、フリーランスという「新しい 働き方」や「柔軟な働き方」をする人々である。これにより、ニュースサイトは柔軟かつ良質な労働力を確保 することができる。しかし、現状のニュースサイトの収益モデルと、実際の収益額においては、新聞・雑誌な どの紙媒体と比較して十分な原稿料を支払うことができるわけではない。ニュースサイトの編集部には、外部 の人材をマネジメントする能力が必要である。また、書き手においてはキャリア形成の「個人化」が顕著であ る。人材マネジメントの観点から、新興メディアの可能性と課題を考える。