「韓国の国際的租税回避防止規定」、本庄資編著『国際課税の理論と実務73の重要課題』(本庄資、藤井保憲、川田剛、辻富久、他28名)
第4章第6節 P703-713 韓国政府は外国投資ファンド資本の導入により国内経済を活性化させる政策が国内資本の海外流出という状況を生み出す結果となり、租税回避行為をいかに防止するかという政策転換の必要性に迫られる。韓国は租税回避防止政策に方向転換し、実質課税規定の法解釈による運用の限界から国内法の補完と租税条約改正が課題となってきた。これらの問題について国内法改正および情報交換の重要性と今後の課題について論じたものである。
大蔵財務協会 pp.703-713