地域社会における介護福祉教育に関する研究
第20回日本介護福祉学会(京都女子大学)
これからの学校教育において、一般教養としての介護福祉教育の導入が必要ではないだろうか。このような背景から本研究では「地域社会で求められている介護福祉教育とは何かを明らかにすること」を研究の目的とした。研究成果として、認知症の理解、高齢者や障害者とのコミュニケーション、感染症についての要求度は高かったが、介護予防、成年後見制度、権利擁護については要求度が低いことが明らかになった。特に、介護予防などの介護福祉の現場において重要とされている項目の要求度が低かったことは特記すべきことである。