社会福祉士の専門性に関する研究~日常生活自立支援事業の専門員を中心として~
第24回日本地域福祉学会(敬和学園大学)
日常生活自立支援事業を利用する人の数は、年々増加傾向にある。専門員である社会福祉士は、当事者からの初期相談、支援計画の策定、利用契約の締結までの過程を的確にかつ、そのニーズに漏れがないように進めなければ、適切な社会福祉サービスを利用できない潜在的待機者の数の増加に繋がってしまう恐れがある。そのため社会福祉士には、高度なアセスメント能力やプランニングが必要となり、高い専門性が求められている。本研究では、社会福祉士の専門性に関わる知識と技術と価値観の3つのことを、専門性の基準として提示した。