地域社会における有料老人ホームの社会的役割の変化
本研究では、有料老人ホームが地域で社会福祉資源として持つ価値を明らかにするとともに、今後の地域社会システムでどのような機能を持つべきかについて、237の有料老人ホームを対象にアンケート調査(有効回収数82)を行い、以下の結論を得るとともに考察を行った。①.開設地は都市に移ってきており、提供サービス内容は増加傾向にある。②施設を地域開放し外部にサービス提供している事例もあり、今後のあり方についてモデルを示した。
社会情報学会誌 Vol.10,78-84