バドミントン競技における異なる態勢によるスマッシュ動作の分析―スタンディング及びジャンピング時の筋活動-
本研究は,バドミントン競技におけるスタンディング及びジャンピング・スマッシュの筋活動に関する知見を得ることを目的とした。橈側手根伸筋の最大iEMG値は,SSよりもJSの方が有意に高い値を示した.さらに,棘下筋のRRE値は,SSの方がJSよりも有意に高い値を示した.これらのことから,JSは手関節のスナップ動作に関わる前腕の回内筋の活動が重要であり,SSは棘下筋への負担が大きい動作であると考えられた。
日本スポーツリハビリテーション学科誌第4巻1号