藤野和樹,八田直紀,木内敦詞
大学体育バドミントン授業受講者における競技経験と技能レベルとの関係性を明らかにすることを目的とした.バドミントンの技能と相関が高いとされるフォアハンドによるロングサービスを試技させ,飛距離ごとに得点を付与し,その得点をもとに技能レベルを3群に分類した上で,これまでの競技経験との関係について検討した.その結果,中学校期高校期ともに,上級群ではバドミントン経験者と打具操作種目が,初級群では運動部経験なしが有意に多かった(p<0.01).この結果から,バドミントンを含め打具操作種目を経験していない学習者には,打具の操作が大きな課題となり得ることが明らかとなった.