松本大吾、五十嵐正毅、広瀬盛一、「コーポレート・コミュニケーションの各情報源がコーポレート・レピュテーションに与える影響―永続的関与と消費者意識を考慮して―」
日本広告学会第41回全国大会、東洋大学
近年、議論が盛んな「コーポレート・レピュテーション」概念について、先行研究では明らかにされていない関与や消費者意識を考慮したメカニズムを検証した。構造方程式モデリングによる多母集団の同時分析によって検証した結果、関与や消費者意識の違いによって、コーポレート・コミュニケーション(CC)とレピュテーションに与える影響、レピュテーションがロイヤルティに与える影響に違いがあることが明らかになった。最後に、実務的インプリケーションとして、CC戦略では業界特性や消費者意識の違いを考慮に入れる必要があること等を示した。