「ヴェーバー宗教社会学における固有法則性論の諸問題――「神々の闘争」再考」
ヴェーバーの社会認識の基底をなす、文化諸領域の固有法則性と相互制約関係という認識について、宗教社会学テキストの内的文脈から、①「宗教」概念への自然的態度と反省的態度、②宗教の固有法則性という理念型が示す非フィクション性、③神々の闘争との関連について論じた。さらに外的コンテキストから、固有法則性を文化領域に認めることの問題性と可能性について論究した。
『社会学研究』(東北社会学研究会)
第75号