「(研究ノート)介護リテラシーに関する研究」
高齢者、要介護者そして認知症患者が抱える問題を知り、介護保険制度および介助と介護についての基礎知識を身につけ、それらの知識を使いこなす能力を「介護リテラシー」と定義した。介護リテラシーとして身に着けるべき知識を、市民、要支援・要介護者、家族介護者のそれぞれの立場により分類し、体系化した。介護リテラシーの基本項目は、救急時の対応の準備、介護について相談するのか、介護保険について、認知症について、家族介護者が知っておくべきこと、施設あるは有料老人ホームに入所時の知識や心掛けなどからなる。
『千葉商大紀要』
第55巻 第1号151~162