所得と要介護の関係に着目し、介護保険第1号被保険者約9万人のデータを分析し、下記の点を明らかにした。①後期高齢者女性は要介護発生率が高い。②女性は1.7倍要介護になりやすい。③所得段階が1段階上がると、要介護発生率は平均1.15%低下。④最低所得階層は最高所得階層に比べ3.2倍要介護になりやすい。⑤後期高齢者女性で低所得階層の要介護発生率は高い。⑥後期高齢者男性で高所得階層の要介護発生は低い。⑦低所得階層には重度要介護者が多い。⑧性別や年令の影響を省いても、所得が要介護発生に影響。共著者:齋藤香里・佐藤哲彰。執筆部p.57~68. p.69(6)(7). p.70~71. p.72 第4章。