「消費税の福祉目的税化への警鐘」
本稿では、消費税の福祉目的税化を批判的に考察している。まず、消費税が目的税とされることは認められないが、受益者負担の見地からはそれが容認されることを明らかにしている。次に、先行研究にみる消費税の福祉目的税化の賛否に関して検討を加えている。そして結論として、理論的には福祉目的税化は望ましくないと主張している。
千葉商科大学経済研究所『CUC[View & Vision]』No.37