「移転価格税制における無形資産の評価に関する世界の動向」
移転価格税制の適用上、最も難解な問題が無形資産の評価であるが、その解決策として注目されているのが利益アプローチである。そこで、本稿では、まず利益アプローチの導入に向けた世界の動向を検討している。次に、日本の利益アプローチの導入状況とTNMMに関して考察している。そして最後に、将来的な視点から、今後さらに進むと予想される利益アプローチの導入とそのあり方に関して検討している。
千葉商科大学経済研究所『CUC[View & Vision]』No.27